産業医科大学は、昭和53（1978）年開学以来、46年にわたり「優れた産業医・産業保健専門職の養成と産業医学の振興」を目的・使命として鋭意努力して参りました。
本学で蓄積された知識やノウハウを積極的に還元するべく、平成29（2017）年度から首都圏専門的産業医等養成支援事業（通称「東京プロジェクト事業」）を実施しています。この事業は、首都圏産業医学基本講座とプレミアムセミナーを中心としています。プレミアムセミナーは多彩なテーマのセミナーで構成されており、専門性の高い熟練した講師陣に加え、よく練られた講習内容から、受講者の満足度も高くリピーターも多いのが特徴です。
コロナ禍のこの３年間は全コースWEB参加型でしたが、令和5（2023）年度から一部対面コースを再開し、そのうちの１コースはハイブリッド開催を計画しています。
ウイズコロナ/アフターコロナでの労働環境や労働者の働き方はますます多様化し、令和6 (2024)年開始予定の医師の働き方改革、人生100年時代における高年齢者雇用、化学物質の自律的管理など次々と難題・難問が生じています。
産業医学・産業保健に関わる皆様の実践活動にお役に立てれば有り難く存じます。
産業医科大学 学長 上田陽一