ご挨拶

産業医科大学は、「産業医学の振興と優れた産業医・産業保健専門職の養成、質の向上」を使命とする大学です。

労働人口の減少と超高齢化が進むわが国において、健康上の課題を抱えながら働く人々を支える産業医、産業看護職、労働衛生専門職の役割は、今後ますます重要性を増してまいります。医療の使命は、病気を治療のみにとどまるものではありません。働くことは生活の基盤であると同時に、人の尊厳や生きがいとも深く結びついています。

本学は、令和10年に開学50周年を迎えます。これまで本学は、労働衛生上の諸課題の解決に積極的に取り組み、その成果を広く社会に還元してまいりました。また、長年にわたり蓄積してきた知識や技術を積極的に還元するため、平成29年度(2017年度)から首都圏専門的産業医等養成支援事業を実施しております。本事業では、首都圏産業医学基本講座、プレミアムセミナー、首都圏集中講座など、多様な学修機会を提供しています。

職場復帰支援、化学物質の自律的管理、医師の働き方改革など、専門性の高い多彩な課題について、経験豊かな専属産業医等の講師陣が、実務に即した知見と技術をわかりやすくお伝えします。

本事業が、産業医学・産業保健に携わる多くの皆様の日々の実践を支え、その活動の充実と発展に寄与することを願っております。

産業医科大学 学長 堀江 正知